友情!努力!勝利!集英社の野球マンガの主人公で打線組んだった!

友情!努力!勝利!集英社の野球マンガの主人公で打線組んだった!

企画の説明

『出版社対抗!野球漫画オールスター戦』と銘打ってスタートしたこの企画の第2弾。今回はみんな大好き少年ジャンプの発行元・集英社さんが刊行した野球漫画の主人公をピックアップし、そのメンバーを並べて打線を組んだり、投手陣を形成して楽しもうといった感じです。前回同様「マンガ自体の知名度」と「選手の能力」のいずれも考慮し選考となったが、この記事で初めて知った良作に出会ってもらえたら本望である。

水島新司&あだち充両巨頭が投打で凄ェ!小学館の野球マンガの主人公で打線組んだった!
水島新司&あだち充両巨頭が投打で凄ェ!小学館の野球マンガの主人公で打線組んだった!
出版社対抗!野球漫画オールスター戦・第1弾は《小学館編》

注意書きとして、場合により都合よく「主人公」を広義で捉えたりした。野球マンガの世界はリアル描写に特化した学生野球モノからトンデモ設定の超人ベースボールギャグマンガまで幅広く、それらを網羅して同じフィールドに立たせたため違和感はあるだろうか。選抜人数は、野手13人(スタメン8+控え最大5)・投手10人(先発5+リリーフ5)で構成してみた。多少の配置転換はあしからず。

戦力分析は、投手=(各10点満点×人数)、野手=(スタメン各10点満点+控え総評10点満点)を独断で採点した。チーム名は遊びで。

集英ジャンプ

戦力分析
投手力
極端な超人ベースボール(94点)
打撃力
努力と根性と血と汗と涙と暴力(80点)
機動力
相手を脅かす走塁はみられない(55点)
守備力
捕手の記憶喪失が致命的か(58点)
CHARA役職作品作者
川藤 幸一監督ROOKIES森田まさのり
長谷部 羽流監督長谷部さんのいる野球部上野祥吾
大乃木監督アニマル球場眉月はるな
スーザン=ハモンド監督めいしょう大和ケイスケ
小野 つばさ吹奏楽青空エール河原和音
山本 昌子JK山本昌はまだ野球を知らないクロマツテツロウ、マルヤマ
郷原 眼力スカウトドラフトキングクロマツテツロウ

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熱血漢で求心力のある川藤先生を監督に!
長谷部さんの鬼のしごきにも期待。

野手オーダー

#PPLAYERNAMELR作品作者
1山田 太一Rやまだたいちの奇跡こせきこうじ
2石浜 文吾LBUNGO二宮裕次
3ジョー・ギリアンRコブラ寺沢武一
4鳴海 真介Rどぐされ球団寺崎遼児
5猿野 天国RMr.FULLSWING鈴木信也
6谷口 タカオRキャプテンプレイボールちばあきお
7筒井 雪隆RLEVEL E冨樫義博
8要 圭L忘却バッテリーみかわ絵子
9水穂 初芽Lボールミーツガール綱本将也、たまきちひろ
吉沢 修二L群青にサイレン桃栗みかん
歯車 獅子太郎R硬派!埼玉レグルス滝直毅、山本コーシロー
安導 要RバディストライクKAITO
根津 斬之助LBase Boysにわのまこと
守崎 夜畔Rオーライ!橋本スズヒラ
*P=ポジション、LR=打席

結論から言うと他のチームと比較して野手の選手層は残念ながら薄い。体格やセンスには恵まれず不器用で努力ゴリ押しの山田太一谷口タカオ。その努力マシンの最たるや石浜文吾の本職はピッチャーだし一応まだ中学生だ…。

一方センス抜群ではある水穂初芽は女性がゆえにパワー不足や実戦不足は否めない。パワーといえば「破竹」などの必殺技をもつ猿野天国が筆頭格だが野球経験が浅く確実性は高くない。数少ない野球エリートの要圭はどういう訳か記憶喪失になっており大きな不安が残る。

1年で甲子園出場校のレギュラーに選ばれた筒井雪隆は主人公かどうか以前に野球マンガかどうかのジャッジが問われる。コブラことジョー・ギリアンは野球とラグビーを掛け合わせたラグボールの選手として大活躍。作中はファーストで相手選手をボッコボコにしまくったんだけど、このチームでは手薄なセンターに回ってもらった。身体能力が高く守備もバッティングも期待が大きいがこちらも野球マンガかというと限りなくNOに近いが、他社に対抗するために目をつぶって欲しい。アラレちゃんや孫悟飯という奥の手もあったが流石にそれはやめておいた。

最も頼れるバッター鳴海真介は右手人差し指が欠損しておりDHか代打での出場に限られる。この通り集英ジャンプ軍のスタメンは何らかのワケあり選手たちで構成された。プロ野球選手は鳴海と山田のみ。

ちなみに控えの歯車獅子太郎は投手・四番・監督を兼任しているのでいざという時は頼りになるに違いない。できればスタメンで出したいが、筆者の情報不足で守備位置に困ったので控えの切り札に回した。捕手の安導要も強豪校を破って甲子園出場しており要圭の代わりは充分務まるだろう。根津斬之助守崎夜畔は猿野と同じく高校から、吉沢修二もブランクあけての高校再デビュー。あまり多くは望めないか。

投手陣

PPLAYERNAMELR作品作者
SP渡久地 東亜RoONE OUTS甲斐谷忍
SP宇野 球一Loアストロ球団遠崎史朗、中島徳博
SP鷹王 旭Ro愛星団徒松田一輝
SP二階堂 定春Lo緑山高校桑沢篤夫
SP生沢 輝羅々Loキララ平松伸二
RPトモロー・ベルトリーRuTOMORROW次原隆二
RP山下 たろーBo県立海空高校野球部員山下たろーくんこせきこうじ
RP与那覇 わたるRoわたるがぴゅんなかいま強
CL番場 蛮Lo侍ジャイアンツ梶原一騎、井上コオ
CL轟 喧太郎Roドン・ボルガン次原隆二
*LR=投法/L=左、R=右、o=上、s=横、u=下
*P=投手起用/SP=先発、RP=救援、CL=抑え

野手とはうって変わって投手陣はかなり怪物じみていて(褒め言葉)先発ローテの宇野球一鷹王旭二階堂定春生沢輝羅々、特にこの4人はいずれも球速200キロオーバー次元のバケモノ投手たち。ここで彼らの凄さをあえて説明するのは野暮なので割愛。

彼らを差し置いてエースに君臨する渡久地東亜は要注目だろう。彼の直球は球速120キロ程度で球種もストレートのみ。というより、ありとあらゆるストレートを自由自在に投げ分けるという表現がしっくりくる。彼のもうひとつの特長は心理術に長け相手の裏をかきまくるところ。ルールを逆手にとって意図的に失点した場面を除けば、ガチで失点した場面はほとんど記憶にない。安定感でいえば全投手中トップクラスなのは間違いないだろう。

リリーフ陣も個性豊かだ。イチローの孫という設定のトモローはアンダースローで球速150キロとさらにナックルを放る、ガッツが持ち味の山下たろーは左右投げ、中学生の与那覇わたるはハブボールやシーサーボールをはじめたくさんの魔球を持つ。最後に今回ダブルクローザーに任命した2人。ハイジャンプ大回転魔球というルールガン無視の反則技を持つ番場蛮がセットアップし、そしてクローザー大本命!つるつる頭の大魔神・轟喧太郎が試合を締める。ちなみに番場は魔球で体力を削るので後ろに回した。

ここにきて問題に気づく。筆者の知る限りの捕手経験者は要(記憶喪失)、安導、根津、吉沢(左投げ)、猿野だが、いずれも球速200キロレベルの捕球やリードは困難だろう(ちなみに鷹王の球速はマッハ1.5)。しいて挙げるなら作中で魔球オンパレードの「Mr.FULLSWING」の主人公猿野に本職ではないが座ってもらうしかないか(ムリやろ)いやぁこれは盲点でした…。そういう意味も込めてやはりエースは渡久地東亜しかいないね。連投きくし。

その他の主な選手と作品

PPLAYERNAMELR作品作者
修羅 三四郎Bo嗚呼!毘沙門高校宮下あきら
野球 十兵衛Ro地獄甲子園漫☆画太郎
世界 一心RoGRAND SLAM河野慶
相羽 一八Loエース!高橋陽一
富士 一平Loすすめ!パイレーツ江口寿史
長洲 冬馬RoチェンジUP!今泉信二
北条 或太Loはるかかなた渡辺諒
村瀬 明Ro悪たれ巨人高橋よしひろ
琴吹 太朗
(鷹見 与作)
LoOVER TIME天野洋一
生駒 虎吉Ro熱球の虎高田まさお
北沢 前Lo亜熱帯ナイン神崎裕也
山川一真RoMerry Wind山本純二
真田 天兵Roあした天兵やまさき十三、幡地英明
灰村 煙爾郎RoスモーキーB.B.河田悠冶、小宮山健太
山田 虎太郎Ro戦国ベースボール若松浩、りょくち真太
トリバタケハルノブ
石坂 耕介Rアマチュアスラッガー緒方てい
塩田 鉄人R幕張木多康昭
奈良 重雄R幕張木多康昭
主人公の詳細不明の大昔の作品・同一作者の比較的マイナー作品・単行本化されていない新作等は掲載していない場合がありますが、ぜひコメント欄にてご報告ください。

意外だった発見は、ジャンプはじめとする雑誌で大ヒット作品を生み出した超有名漫画家さんたちが野球マンガも手がけてた件。上記紹介順に「いちご100%」河下水希先生(桃栗みかん名義)、「ザ・モモタロウ」にわのまこと先生、「魁!!男塾」宮下あきら先生、「ドーベルマン刑事」平松伸二先生、「よろしくメカドック」次原隆二先生、「キャプテン翼」高橋陽一先生、「神様はサウスポー」今泉信二先生、「白い戦士ヤマト」高橋よしひろ先生、さらに出版社の枠を取っ払えば「聖闘士星矢」車田正美先生、連載作中の一部に登場の条件なら「ジョジョの奇妙な冒険」荒木飛呂彦先生、「Dr.スランプ」「ドラゴンボール」鳥山明先生、「スラムダンク」井上雄彦先生、番外編でなら「ONEPIECE」尾田栄一郎先生、単発イラストで「北斗の拳」原哲夫先生、「シティハンター」北条司先生、「キン肉マン」ゆでたまご先生など挙げだしたらきりがない。後半の先生方はお手数ですがググってみてください。

スカウトはマッハ捕れて耐久力のある捕手をさっさと見つけて来ましょう。

キッズに超オススメ!歴史を学べる野球本

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こちらの「戦国ベースボール」ですが「朝日小学生新聞」でも小説として連載された作品。主人公の少年・山田虎太郎が地獄の世界にいる織田信長や豊臣秀吉らお馴染みの戦国武将たちと野球で勝負していくというもの。登場人物は戦国時代どころか日本の歴史をひと通り堪能したあと、三国志や中世ヨーロッパなど世界戦に臨む大作に仕上がってます。

ちなみに筆者はダントツで新撰組の回が好き

野球好き、歴史好き、大人も子どもも楽しめる内容です。これから子どもに野球を勧めてみたいお父さんお母さん。野球一色の子どもに歴史に興味を持ってもらいたい場合にも使えます。主要な歴史人はイラスト付きでひと通り出てくるので、情報としては豆情報ばかりですが、それぞれの人物像はインパクトをもって刻まれる事でしょう。歴史が苦手な中高生にもオススメです。

最強ジャンプでマンガ連載もされコミックスも発売されましたが1巻が出たのみで以後続刊はありませんでした。最強ジャンプの連載陣にも並んでいないので打ち切りにあったのか、小説文庫路線に切り替えたのかは謎。結構楽しみにしてたのに…。

小説版がメインですが親子で楽しめる激オシ作品です。