背番号0の選手で打線組んだ

TEAM ZERO
背番号0の選手で打線組んだった。背番号としての歴史が浅いこともあり、他の番号と比較して絶対数も少ないはずだろう。そう思い当初は「00番チーム」との連合軍を結成するつもりだったが、途中からなんとかなりそうだったので0番チーム単独で選出してみた。
スタメンラインナップ
予想オーダー
# | P | PLAYERNAME | T | Y | AVG | HR | RBI | SB | OPS |
1 | 中 | 荻野貴司 | ロ | 19 | .315 | 10 | 46 | 28 | .842 |
2 | 遊 | 川相昌弘 | 巨 | 94 | .302 | 0 | 33 | 3 | .733 |
3 | 右 | 佐々木誠 | 南 | 88 | .284 | 16 | 58 | 13 | .786 |
4 | 指 | ルナ | 中 | 14 | .317 | 17 | 73 | 8 | .888 |
5 | 左 | 長嶋清幸 | 広 | 85 | .291 | 15 | 55 | 14 | .820 |
6 | 一 | 初芝清 | ロ | 90 | .265 | 18 | 67 | 0 | .745 |
7 | 捕 | 木村拓也 | 広 | 00 | .288 | 10 | 30 | 17 | .737 |
8 | 二 | 種田仁 | 中 | 91 | .272 | 5 | 15 | 13 | .729 |
9 | 三 | 石井琢朗 | 横 | 93 | .266 | 5 | 36 | 24 | .712 |
ベンチメンバー
P | PLAYERNAME | T | Y | AVG | HR | RBI | SB | OPS |
内 | 木浪聖也 | 神 | 19 | .262 | 4 | 32 | 2 | .657 |
内 | 吉川尚輝 | 巨 | 18 | .253 | 4 | 29 | 11 | .665 |
二 | 藤村大介 | 巨 | 12 | .252 | 0 | 10 | 14 | .594 |
内 | 内村賢介 | 楽 | 11 | .271 | 1 | 30 | 31 | .640 |
内 | 山崎憲晴 | De | 13 | .249 | 3 | 23 | 1 | .649 |
内 | 高信二 | 広 | 92 | .300 | 2 | 6 | 0 | .899 |
内 | 立石充男 | 南 | 84 | .286 | 7 | 22 | 1 | .822 |
中二 | 大和 | 神 | 13 | .273 | 0 | 21 | 19 | .654 |
外 | 本西厚博 | オ | 94 | .283 | 4 | 26 | 2 | .710 |
外 | 比屋根渉 | ヤ | 13 | .250 | 1 | 10 | 14 | .628 |
外 | 大村三郎 | 巨 | 11 | .243 | 1 | 9 | 0 | .611 |
外 | 中野佐資 | 神 | 89 | .268 | 11 | 41 | 9 | .815 |
投手陣
# | P | PLAYERNAME | T | Y | W | L | S | K | ERA |
SP | Ro | 松浦宏明 | 日 | 88 | 15 | 5 | 4 | 153 | 2.76 |
SP | Lo | 山崎福也 | オ | 19 | 2 | 3 | 0 | 37 | 4.50 |
RP | Rs | 長冨浩志 | 日 | 97 | 2 | 0 | 0 | 39 | 2.26 |
RP | Ls | 佐藤宏志 | 楽 | 07 | 0 | 0 | 0 | 1 | 6.75 |
RP | Ro | 吉田篤史 | ロ | 95 | 1 | 0 | 1 | 32 | 1.00 |
CL | Ro | 荻野忠寛 | ロ | 08 | 5 | 5 | 30 | 41 | 2.45 |
(共通)P=ポジション、T=所属、Y=シーズン
(打者)AVG=打率、HR=本塁打、RBI=打点、SB=盗塁
(投手)W=勝利数、L=敗戦数、S=セーブ数、K=奪三振数、E=防御率
※成績は背番号0番のシーズンのもの
※赤文字はリーグ最高
チーム考察
「山椒は小粒でもピリリと辛い」派手さはないが、いぶし銀のメンバーが集まった。19年のベストナインに選ばれた荻野貴司は入団当初4番を着けていたが、故障が多く0に変更したところ出場試合数が伸び19年の好成績に結びついた。犠打マシーンの川相はジャイアンツでの活躍が認められ60番から0番に出世した。逆に佐々木は若手時代0番でレギュラーとなったがチームがダイエーに移転すると3番に変更した。ルナは助っ人としては珍しい0番。背番号のせいなのかわからないが、どちらかといえば巧打の選手だった。
5番の長嶋清幸こそが「0番の第一人者」だ。83年に選手で初の0番を着けるとセンターのレギュラーに定着。ダイヤモンドグラブ賞を受賞した。その後、中日・ロッテ・阪神に移籍するが、中日1年目(4番)とロッテでの1年間(31番)以外は0を着け続けた。初芝は入団当初0番だったが活躍とともにミスターロッテの6番に変更された。種田(0→1)と石井琢(0→5)もそのクチで、それぞれレギュラーに相応しい番号が用意された。苦労人の木村拓也は若手時代は大きい番号で、広島でブレイクしてから巨人移籍1年目以外は、引退するまで0番を着けた。本来はセカンドをメインとする内外野手だが、緊急捕手を務めた逸話もあり、捕手難の0チームのマスクをかぶる。
スタメンに守備力の優れた選手が揃うが、控えにも本西・大和を筆頭に守備の名手が散見される。裏を返せば、そのようなタイプの選手に似合う番号という位置付けなのかもしれない。
投手陣。エース松浦は最多勝受賞者。吉田-荻野のロッテ2枚看板で試合を締める。これからを期待するドラ1・山崎(現在は背番号11に変更)までアテにするとしても計算できるのはせいぜい2試合まで。層の面で苦しい。
背番号0を着ける背景
0番は、大きい番号の選手からすれば憧れの1桁番号ではあるものの、0番を着け数年活躍すると別の1桁番号にステップアップしていくような、そんな傾向がみて取れる。野手で0番にこだわりがみられるのは、長嶋・川相・木村・荻野貴ぐらいだろうか。
投手ではまた別の意味で有り難がられるようだ。松浦は「ゼロ戦のマツ」、荻野忠は「ミスターゼロ」と呼ばれ、0点に抑えることを願い着けたと考えられる。
チームとしては日本ハムなど0番や00番を設けていないチームもあるが、巨人・広島は名選手が着けた番号の系譜として、またロッテでは投手野手関係なく出世番号として縁起の良い番号となっているようだ。
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