トリプルスリー軍

トリプルスリー軍

トリプルスリー軍

トリプルスリー達成者で打線組んだった。トリプルスリー達成者は2019年までのNPB史上10名しかいない(うち山田哲人が3度達成)

# P PLAYERNAME T Y AVG HR RBI SB OPS
1 松井 稼頭央 西 02 .332 36 87 33 1.006
2 簑田 浩二 83 .312 32 92 35 .988
3 柳田 悠岐 16 .363 34 99 32 1.101
4 別当 薫 50 .335 43 105 34 1.068
5 山田 哲人 15 .329 38 100 34 1.027
6 岩本 義行 50 .319 39 127 34 .956
7 中西 太 西 53 .314 36 86 36 .989
8 秋山 幸二 西 89 .301 31 99 31 .954
9 野村 謙二郎 95 .315 32 75 30 .940
金本 知憲 00 .315 30 90 30 .959
※P=ポジション、T=所属、Y=達成年、AVG=打率、HR=本塁打、RBI=打点、SB=盗塁
※赤文字はリーグ最高
※蓑田(阪急)、別当(毎日)、岩本(松竹)、中西(西鉄)

スタメン考察

夢のようなチーム、文句のつけようもない、打順もクソもない。どう組んでも大差ないよ!と言いたいところだが(もちろんいい意味で)言っちゃうと元も子もないため続けよう。

まず達成者が10人で人数が限られるため守備のやりくりに少し苦労した。本職キャッチャーがいなかったためプロでの出場経験もある岩本御大にお願いした。それとファーストにも(トリプルスリー時代の)本職プレーヤーがいないため、晩年に一塁転向した中西に回ってもらう。同じく、野村も晩年一塁に挑戦していたので一塁と三塁は入れ替わりでも遜色ないだろう。ちなみに指名打者の別当薫はセンターをメインにライトや一塁を守った名選手。守らせないのも勿体無いのだが。もし全体の火力アップを狙うなら一塁に別当を回し、三塁・中西、指名打者に金本という布陣も悪くないだろう。

10人から泣く泣くスタメン漏れとなったのは、意外にも金本。本塁打・盗塁がギリギリだったから。ただ、同じ外野手の秋山・蓑田までは十分射程圏内。この中で金本のみが左打者なのを考慮すれば併用であっても全くおかしくない話だ。併殺打が極めて少ない金本なら2番も難なくこなせるだろう。連続出場の記録保持者のアニキはベンチは絶対嫌だろうなぁ。

打順考察

話を打順に戻すと、1番・松井、2番・蓑田は現役時代にもお馴染みだった打順。あとは3番、4番を持ち場にしていた選手がほとんど。(松井、蓑田でさえそう)違うのは野村ぐらいか。ハイアベレージの柳田を3番に、本塁打数が40本台の別当を4番に据え、ミスタートリプルスリーの山田が5番、なんとも華のあるクリーンナップだこと。127打点の岩本、怪童・中西をクリーンナップ(5番)に推す声も多いだろうが、トリプルスリー3度の実績を評価して山田を選んだ。

NPB史上唯一の複数回達成者・山田哲人

YEAR PLAYERNAME AVG HR RBI SB OPS
2015 山田 哲人 .329 38 100 34 1.027
2016 山田 哲人 .304 38 102 30 1.032
2018 山田 哲人 .315 34 89 33 1.014

もはやトリプルスリーの代名詞と言ってもいい山田哲人。彼こそがミスタートリプルスリーである。達成した3度とも甲乙付け難い成績ではあるが、打率が高く、本塁打王、OPSリーグトップである15年を優先した。

実はピッチャー経験者も多い

 プロでの登板経験者は岩本・別当、高校野球以上での本格投手経験者は秋山・野村・松井がいる。岩本と別当にしても数試合の登板でおまけ程度にしかならないが、補足情報として付け加えておく。